オステオパシー

オステオパシーってなんですか?

オステオパシーってなんですか?どんな治療法ですか?って聞かれると実は説明に困るんです。オステオパシーはバキバキする整体やカイロみたいなテクニックもあれば、筋トレみたいな運動療法(マッスルエナジーテクニック)もあるし、気功みたいな感じでただ触れてるみたいなテクニック(頭蓋オステオパシー、膜緊張バランステクニック)もあるし、マッサージの様に揉み解す様なテクニック(マイオフェイシャルリリース)もある。それらテクニックが全部オステオパシーです。だから説明に困ってしまう。
ただ、共通するモノがある。それは創始者のスティル先生の基本理念に基づいてることです。それが重要です。僕なりに簡単に理念をマトメれば


「体にブロック(凝り、歪み)があれば血液の流れは悪くなり、体に不調が起きる。
だから体のブロックを取り除き、血液の流れを正常にする。そうすれば、自然と健康になれるんです。」
「そのブロックの取り除き方は、原理原則したがってカラダからのメッセージに従って行うことです」


って感じです。
更に詳しく(難しく?)は下に書いてあるので読んで下さい。

創始者 A.Tスティル

オステオパシーは、米国・バージニア州生まれの医師、アンドリュー・テイラー・スティル医師が作った徒手医学です。医師であったスティル博士は、自分が医者であるにもかかわらず、自身の子ども3人を相次いで髄膜炎で亡くした事をきっかけに、当時の医学のあり様に疑問を持ちました。
そして、自らの手で「本当に人間が必要としている医学」を模索し始めました。観察を続けているうちに、スティル博士はどんな病気の患者にもかならず筋骨格系の異常があることに気づき、循環系と神経系のアンバランスが症状を起こしているのではないかと考え始めた。それを解決するにはカラダに手技を施して、程良い循環を取り戻せばいい。
スティル博士は自分が人類に益する貴重な手段を見つけた事を確信しその方法に「骨」を意味する「オステオ」と「病む」を意味する「パソス」というギリシャ語から「オステオパシー」と名づけました。

 
「オステオパシーは、筋骨格構造をバランスよく整列させ、神経の圧迫を取り去り、
内在する医師である血液を体の隅々に行き渡らせることによって、体が自ら治すようにしむけているのである。」
-- A・T・STILL 

A.Tスティルの理論

「体は全体で一つのものとして機能しているユニットである」
スティルは、解剖学を調べなおし、実際に人間の身体を詳細に観察する中で、人体のどの部分も互いに影響しあっていて、「全体で一つのものとして機能しているユニットである」ということに気づきました。例えば、足首の小さなズレがあったとしましょう。それは周辺の靭帯、筋、他の関節にすぐに伝わり、内臓にも影響し、実は全身に影響しているのだということです。
※この原則により、オステオパシーでは、腰痛を治療する場合でも、それが腰だけに原因があるわけではないと考え、全身的な観点から治療を行います。


「構造は機能を支配し、機能は構造を支配する」
人体の構造は機能を支配しています。つまり、構造のゆがみはすぐさまその機能に影響し、機能を制限する要因ともなりえます。
逆に、機能が構造を支配していることも真実です。例えば、内蔵機能の低下により、その関連する筋などが緊張し、体の構造を歪ませることもあります。

            
「血液の循環がもっとも重要である」
スティルは、血液の重要性にいち早く気づいていました。
・身体を作るのも治すのも血液である。
・血液には薬になる天然の物質が含まれている。


それは繊維質を溶かし、細菌などに対抗する成分も含まれているとスティル博士は考えていました。
血液は身体を作ろうとする性質を持っている。身体を作っているのは血液であり、その流れが妨げられると、身体は自らを立て直す力を失う、と信じていました。
そして、ある関節のズレは、そこから下の血液の流れを制限し、それはよどみを作り、よどみは発酵し、
発酵したものはついには腐敗し、毒素となり、それがゆっくりと全身に回っていき、全身を侵し、病気を作り出すと考えていました。
ですから、全身へ新鮮な血液が行き渡り、静脈血が滞りなく心臓へ戻ること、
常にピュアな状態にいること、それが重要であると考えていました。

サザーランドと頭蓋オステオパシー

頭蓋オステオパシーはスティルの直弟子であった、 ウィリアム・ガナー・サザーランド D.O.が創ったテクニックです。サザーランドは頭蓋骨の縫合に着目し、特に側頭骨に興味を持ちました。彼は、人の耳の所にある側頭骨の形が、魚のえら(水中で魚が呼吸をする部位)に似ているような気がしました。側頭骨が魚のえらのように動いて呼吸をしている?頭蓋骨が呼吸をしている?
そういった考えが何度も彼の脳裏に浮かびあがりスティル博士からは「それを掘り下げろ」と激励され、30年にもわたり、研究を重ねました。そして、その成果を親しくしていた治療家たちに教え始め、研究成果を発表しました。


頭蓋オステオパシーの誕生です。頭蓋骨の中に脳があり、脊柱の中を中枢神経系が通っているのですが、その脳と中枢神経、そして神経を包む三層の膜(軟膜・くも膜・硬膜)、脳脊髄液などはセットになって機能しています。そこを重要視し、頭蓋骨や脊柱、仙骨、骨盤等に手で触れ、調整していきます。頭蓋骨を調整することにより、今までは難しかった神経系の問題、障害児治療、その他様々な痛み、症状などに効果がある事が次々と証明されていきました


当院で使っている主なテクニック

ストレイン・アンド・カウンターストレイン
痛みの和らぐ姿勢で保持する治療法。


内臓マニュピュレーション
内臓の肺呼吸による動きと、臓器自体の固有の動きを診断し、動きの悪い臓器を治療します。左の写真は内臓の傾聴です。


頭蓋オステオパシー
頭蓋骨にやさしく触れ、脳脊髄液の流れを促進させ、中枢神経系の働きを高めることにより、様々な効果を期待できる技術です。当院ではバイオダイナッミクスのトレーニングも受けていますので、頭蓋オステオパシーの真髄を受けれます。

バイオダイナミクス
バイオダイナミクスはアメリカ人のジム・ジェラスD.Oによって体系立てられました。その治療体系は、従来のオステオパシーからも一線を引くものであります。病変を治す、取り除くことによって自然治癒力を引き出す治療法とは異なり、自然治癒力自体とシンクロし人が本来持っている健康の設計図(青写真)を引き出す治療体系です。詳しくはこちらから


間接法
動きやすい方に動かして関節の歪みをとる治療法。


直接法
動きの悪い関節に動きを直接的につけ正常な位置へ持っていくやり方で矯正は高速なスラストや揺動、牽引がありますが、当院ではソフトに動かしていきます。